鉱物編 − 久野コレクション写真館

久野コレクション写真館 [中部・東海]

[16] 長野

[1611] 玄能石風鳴石 <長野 越戸>

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どうみても玄能石(イカアイトの方解石仮晶)であるが、実体は石英という珍物。故・益富博士も珍品と感嘆された。中は空洞だから鳴石で、最長7センチ。’92年採集。

[17] 新潟

[1711] 灰十字沸石 <長野 小杉> 【クリックで拡大」

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6×9センチの母岩の4×4センチの範囲内に5ミリ前後の本石結晶が多数群生。’92年採集。

[1712] ギスモンド沸石 <長野 小杉> 【クリックで拡大】

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9センチの母岩の6×4センチの範囲に1ミリ高錐八面体様の稀産沸石が多数散在。’92年採集。

[18] 富山

[1811] 日本式双晶 <富山 黒岳>

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7センチと4センチの水晶の段違い日本式双晶。売立で黒岳の水晶が多数出されていたもののひとつで、出品者は日本式と気付かなかったらしく、1500円で入手。

[19] 石川

[1911] 車骨鉱 <石川 倉谷> 【クリックで拡大】

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山口コレクションの売立で入手した、名のみ高い幻の鉱物。5×3センチの標本の半ばが本鉱の2−4ミリの連晶よりなるリッチなもの。

[20] 福井

なし

[21] 岐阜

[2111] トパズ <岐阜 苗木>

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高さ4センチの無色透明美晶。逸品だが、産地の詳細を欠くのが玉に瑕。

[2112] <岐阜 蛭川>

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10センチの庇面式美晶。中学時代に初めていった蛭川の、開いたばかりの採石場のトパズのみの晶洞のもの。3センチクラスのトパズ百個ほどと合せ、1000円+酒一本。

[22] 静岡

[2211] イネス石 <静岡 河津> 【クリックで拡大】

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2センチの晶洞に水晶微晶で覆われた1センチ弱のイネス石結晶が林立。94年採集。標本左右長サイズ9センチ。

[2212] 同上 【クリックで拡大】

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8センチほどのイネス石集塊に晶線が走り、2センチほどの空隙には鮮やかな色をしたイネス石微美晶がびっしりと族生。94年採集。

[2213] ブロシャン銅鉱 <静岡 河津> 【クリックで拡大】

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山口コレクションの売立で入手。6×3×3センチの標本全体を2ミリ大の無数の本鉱結晶が覆う。

[2221] 湯河原沸石 <静岡 菖蒲沢> 【クリックで拡大】

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3センチ強の晶洞に3−5ミリの板状の本石。X線確認済。05現在、現存個体数はこの標本の片割れのみで全4個。モルデン、束沸石を伴う。’92年採集。標本サイズ5センチ。

[23] 愛知

[2311] 硫砒ニッケル鉱 <愛知 石塚峠> 【クリックで拡大】

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一辺2ミリの三角の面が輝く。母岩サイズ2センチ大。93年採集。

[2312] マンガンざくろ石 <愛知 石塚峠> 【クリックで拡大】

  
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10センチのマンガン鉱の一部に最大1センチの美晶が散在。93年採集。

[2321] パイロクスマンガン石 <愛知 田口> 【クリックで拡大】

 
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6センチの母岩1/3をネオトス石が被い、そこに1センチ近い美晶が散在している。写真の色調がよくないが実物はみごとな深紅色。’61採集。

[2322] 吉村石 <愛知 田口>

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10センチ強のマンガン鉱の全面を被っているのは角閃石と1,2ミリの茶褐色の雲母様の本石。’61採集。

[2331] ベリル <旧・吉田村 保定?>

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'74、山口コレクションの売立で入手。ラベルには旧・吉田村としかなかった。日鉱誌二版には吉田村保定というのがある。長さ5センチ、径1.5センチ。端面を欠く。

[24] 三重

[2411] 三角黄銅鉱 <三重 紀州>

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長さ4ミリ、幅2ミリ、厚さ1ミリの分離晶。未報告だが、三角式というよりは鮫の歯式のほうが妥当か。'65年採集。

[2412]  三角黄銅鉱 <三重 紀州>

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2411に同じ。

[2413] ホタル石 <三重 紀州>

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12×10センチの母岩全体を1センチの淡青透明の本石結晶が被う。’65年採集。

[2421] 輝水鉛鉱 <三重 美杉>

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ペグマタイト中からでた4センチの分離晶。六角形の六辺中四辺まで輪郭がわかる。現存個体数極少。’59年採集。